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Writer's pictureRon Cantor

イスラエル新首相




日曜日私たちは、殆どのイスラエル人がイスラエルのクネセット(国会)史上最も奇妙に思い、恥ずかしさを覚える出来事を目の当たりにしました。ナフタリ・ベネットが私たちの新たな首相として就任し、彼の国に対するビジョンをシェアするべく演説してる最中に、退任するベンジャミン・ネタニヤフ首相の支持者たちから誹謗中傷を浴びせられていて、それは演説中を通し最後まで行われていました。あるイスラエルのベテランニュースキャスターは、彼自身この職に就いて以来クネセット担当だが、こんな事は見た事もないと言いました。



イスラエルを愛し、ベンジャミン・ネタニヤフのファンである、イェシュアの信者にとって、非常に混乱している時だと思います。しかし、ある人が一旦偉大であったからといって、その人が最後まで上手くやり遂げるとは限らないことを私たちは理解しないといけません。イスラエルに(首相)任期期限があったとすると、ネタニヤフ首相はイスラエル史上だけではなく、世界史上最高の国家元首の1人として退任した事でしょう!


しかし、彼は上手く終える事が出来ませんでした。

  1. 2019年に、彼は、自分の連立政権を強固にするため、極右過激派による人種差別的な要素をクネセットへ導入しました。これら人種差別主義者たち、今となっては国会議員たちの活動が、直近のハマスとの紛争の火に、油を注ぎました。

  2. 新しく新鮮なリーダーシップを構築するよりも、彼は競合者になると思われる者を、誰でも主流から外して来たため、自身の政党内にいる殆どのそれら有能な政治家たちは去りました。しかし面白い事に、ナフタリ・ベネット(新首相)、アヴィグドル・リーベルマン(新財務相)、ギドン・サアル(新法務相)を含む、それらの若者たち、新人たちの多くは新連立政権の一部となっています。

  3. 彼を今囲んでいるのは、彼自身が聞きたいと思う事だけを語る追従者ばかりです。

  4. ほぼ丁度1年前の今日、彼の政権が私たちの週7日24時間でイェシュアの福音をヘブライ語で届けていた、ケーブルTVチャンネル、シェラヌを閉鎖しました。(再浮上してデジタルチャンネルとなり、より多くの実を結んでいます!)あなたは、神さまがその事についてどの様に感じておられると考えますか?彼がそれを行った理由の1つは、超正統派政党からの圧力であったでしょう。正にその超正統派たちは、もう政権内にはおらず、その事はイスラエルにとって良い事なのです。

  5. ベンジャミン・ネタニヤフは現在、告訴されており、3件の汚職事件について審理中です。彼はこの先1年間、懲役刑を受ける可能性が高いのです。

ある人々は、政権内にイスラム系グループが入ることを懸念しています。事実関係をはっきりさせてみましょう:

  1. ネタニヤフ前首相が政権を発足させるため、この同じ政党と交渉をしていました。そのため、彼が今それに対して非難すると、言行不一致となります。スピーチで、ベネットはネタニヤフ首相がイスラエルのアラブ系国民を政権への門戸を開いた勇気に対し感謝の意を伝えました(嘲りだとは思いますが)。 

  2. マンスール・アッバースを党首とするイスラム系ラアム党は、今回の政権には入っていません。彼らは単に、幾つかの譲歩条件と交換に、新政権に好意的に投票したにすぎず、その内の多くは、イスラエルにおけるアラブセクター拡張支援に関することでした。過激派的なものではなかったのです。

私の知っているイスラエルのメシアニックジューの内の多くは、新政権を支持しています。この事を左翼による政権奪取、つまりイスラエルのディープステート(影の政府)による計画であり、不正選挙の結果だと主張するアメリカの右派評論家による記事を読んだ事があります。そのようなナンセンスな話を信じる真面目な人が、イスラエルにいるのか私は知りません。

  1. ベネット首相はネタニヤフよりも右寄り。

  2. ディープステート(影の国家)が存在するのであれば、彼らはこの国の元首として12年間もやって来たネタニヤフ前首相に忠実である筈。

  3. 選挙は3月23日に行われ、2週間前にヤイル・ラピドとナフタリ・ベネットが連立政権を形成するのに必要な投票数を獲得したと公表するまで、誰も不正があったと報告する者はいなかった。

こういった人々は、ここに住んでいる訳ではなく、彼らは単にトランプのひな型をイスラエルに適用しようとしているだけなのです。彼らはナフタリ・ベネットを権力に飢えた、他人を操ろうとする者として提示してきました。一方、他のどんな政治家と同じように、彼には個人的野心はあるでしょうが、イスラエル民衆は特に彼をその様には見ていません。


私はこれを付け加えたいと思います—ベネットは、スピーチの最後に、ベンジャミン・ネタニヤフがした事が無い事をしたのです—それは祈りでした!


「この重責を受ける数時間前、私は神に、このイスラエル国家を率いていくための知恵と理解力を与えて下さるよう祈りました。」


「『天の父なる神、巌なる神、イスラエルの贖い主よ、我らの贖いの最初の繁栄が、あなたの溢れんばかりの優しさにより守られ、あなたの平安の避けどころで覆ってくださいますよう。あなたの光と真理をその指導者たち、大臣たち、助言者たちに送り、あなたの助言で彼らに栄誉を与えてください。私たちの聖地を守る人々の手を強め、彼らに開放を授け、勝利の栄冠で飾ってください。この地に平安をもたらし、その住民に永遠なる幸せを授けてください。』


「神の助けにより、私たちは実行し、成功します。アーメン。」

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