何故「 イェシュア」という名前なのか、2つの理由

聖書において、名前は非常に重要です。私たちの救い主に「イェシュア」という名前が与えられたのには2つの理由があります。ヘブライ語のイェシュアは、カナン征服を導いた信仰の英雄ヨシュアの原語名であるイェホシュアという名前の短縮形になります。「イエス」と「ヨシュア」は本質的には同じ名前なのです。

イェホシュアという名前は、「神が救う」または「イェホヴァ（神さまの名前）が救う」という意味です。神さまは、メシアに対し、与え得るすべての名前の中から、「イェシュア」を選ばれました（マタイ1:21）。その第1の理由は、人類を罪とサタン、そして死と地獄から救うことが、神さまの心の中における最優先事項であるということです。それ以外は、すべて二の次なのです

福音により世界に提供された永遠の命と罪の赦しは、私たちにとっても最優先事項であるべきです。失われた人を見つけるためには、99人を残して出ていく必要があります（マタイ18:12）。メシアは何よりもまず、失われた人々を探して救うためにこの世に来られました(ルカ19:10)。

イェシュアにヨシュアと同じ名前が与えられた第二の理由は、イェシュアの第2の優先事項が再臨時に地球を所有することであることを示すためです。ヨシュアはメシアのイメージであり、型なのです。（事実、最初にカナン征服でヨシュアを監督したのはイェシュアご自身でした – ヨシュア5:13。）ヨシュアが 3,000 年以上前に約束の地を征服したように、イエスが再臨されるときには全地球を征服されることになります。

イエスとヨシュアの間には類似点があります。カナン征服と再臨の間にも類似点があります。初臨のときには、主は救うために来られ、再臨では、征服するために来られます。それが神の第1優先事項と第2優先事項であり、主がイェシュアという名前を与えられた2つの理由です。