主がモーセとともにおられたときと同じように、主はヨシュアに、ともにおられると言われました(ヨシュア1:5)。また同じように、イェシュアは、今から終わりまで絶えることなく、いつも共にいてくださると言われました(マタイ28:20)。これらの聖句は、聖霊により、程度の差こそあれ、今日でもあなたや私に当てはめられる可能性を秘めています。
モーセが経験した最大の勝利の一つは、紅海を渡ったことです。(その時、火の柱の中でイェシュアもYHVH(主の)御使いとして、ともにおられたのだと、私は思っています)。それは強力なプレッシャーと災害が発生し得る状況でした。この奇跡の要素が、今日の私たちの生活にどのように適用できるかを見てみましょう。
神の御心に従う – 神はモーセに、イスラエルの子らをエジプトから導き出すよう、言われました。モーセは本当はやりたくなかった上、その召しに対処できるとも思っていませんでした(出エジプト3章)。 しかし、彼は服従したのです。彼は自分の意志ではなく、神の意志を行ないました(マタイ6:10; 26:39)。
杖を掲げる – イスラエルの子たちは紅海に阻まれ、モーセに向かって叫んでいました。エジプト軍は突進してくる中、状況は絶望的で可能性はなかったのです。神さまはモーセに、紅海に向かって手を差し伸べるように言われました(出エジプト14:16)。杖は信仰と権威を象徴しています。
大風を吹かせる – モーセが手と杖を伸ばした後、神さまは一晩中、強大な風を吹かせました:「一晩中、強い東風で」(出エジプト14:21)。ヘブライ語のルーアッハ:רוח は、同時に「風」と「霊」という意味があります。モーセが信仰の一歩を踏み出した後、神さまは強力な霊的風を一晩中吹かせ、海のただ中に道を開かれました。それは神さまがされたのであり、モーセ自身のわざではありませんでした。モーセが信じたので、神さまは力を現し、不可能を可能にされたのです。
民を導く – 道が開かれたので、モーセはただ民を導いて、開かれた道を通らせました。神さまが開き、モーセが導き、民は向こう側へと歩きました。 彼らは全く新しい場所に来たのです。
敵を滅ぼす – 神さまはモーセに、再び杖を掲げるように言われます。この時、主は敵を滅ぼすため、働かれました。 モーセは信仰の権威の杖を用いて民を導き、御霊を解放し、敵を滅ぼしました。
この後は、もう歌って踊って主を賛美する以外にすることはありません。「YHVH(主)に向かって私は歌おう...」 – 出エジプト15:1。
ハレルヤ!私たちは、最も困難な状況の中にあっても、喜びと賛美と勝利の霊とともに歩みます。